チャパクア
1966年アメリカ
俳優座トーキーナイトにて
(監督)コンラッド・ルークス
(撮影)ロバート・フランク
(オリジナル音楽)ラヴィ・シャンカール
(音楽アドバイザー)フィリップ・グラス
(出演)ジャン=ルイ・バロー, ウィリアム ・S・バロウズ ,アレン・ギンズバーグ,オーネット・コールマン他
純粋さがこうじて、真っ黒になってしまった。そんな印象の映画。
麻薬中毒を克服するため、怪しげな病院にやってきた主人公。病院に来たというより、収容所に入れられるという趣き。だいたい、病院の医師が、バロウズやギンズバーグじゃ、余計に悪くなりそう…。
麻薬の幻影が永遠と続くが、さすがにこの面子だけに、センスの塊でかっこいい。訳がわからなくても観ていられる。一見の価値はあるのだけれど、この後につづくものに、与えるものがなにもないという感じ。行き止まりの完成というのだろうか。
生バロウズ・生ギンズバーグ・生コールマンが見られます。
麻薬で、「悪夢」以外をみるのは、難しいみたいだ。